トップページ > 第125回 工場力Ⅲ 製紙工場
2016/01/29
大きなロールが真っ白な紙を送り出している。一日に様々な品種を生産するために段取替えに急ぐ現場作業者・・・以前から現場改善に取り組んでみたものの一向に思うような結果が見えてこなかった。
大型設備が並び、自動機が独特の音を出し製品にしていく「製紙工場」
昨年末から「工場力研修」が社内で開始し、経営者はじめ現場作業者までもが「作り方の変化」を意識して日々実践に取り組んでいる
改善活動は組立工場や手作業の工場だけに効果が出るのであって、我々のような「大型装置産業」に改善は無縁だと思っていた経営者も今年になり工場内の変化と数値の変化に実感してきた。
どこに着目するのか、どこを重点的に管理するべきか・・・そのコツをつかんだ管理者は明確に以前と動きや表情が違ってきた。効果に欲を出し部下に明確な指示を出す姿は今までとは別人だ。
今までのムダを一掃しよう・・・地域業界で少しばかり良いニュースを発信できそうだ
工場が変われば人の意識も変わるのですね、もしかしたら人の意識が先に変わったのかも・・・その答えが出るのは桜の開花よりも早いようだ(W)